ある日、古道具屋さんの店奥出見つけたシミの付いた棗(ナツメ/お茶道具で抹茶を入れる容器)を見つけ、「残念、お稽古用にはいいかもしれないけど…」と元あった場所に戻して店を出ました。

店を後にしても何故かその棗が気にかかり、その後もそのシミの付いた棗をどうにかまた表舞台に立たせる事は出来ないかと思案が止まりませんでした。

あのシミを素敵な絵柄でうまく隠すというイメージが湧き、そして、生まれたのがこのREBORNシリーズです。

傷やシミの付いて表舞台から退いたお道具を再生させて、もう一度輝く事で、そのお道具も人も喜んで頂けたらという思いです。創造性を駆使して、断捨離ではなくて再生という選択を提案します。