野生動物と草花

地球は人だけのものではない。野生動物や草花の美しさを正面からとらえ対話して欲しいという思いで創り始めたシリーズ。時に厳しく、時にやさしく対話をしてくれる作品たち


世界各地で発生するダイオキシン類や農薬などの「残留性有機汚染物質(POPs)」と呼ばれる有害な化学物質は、はるか遠くの発生源から北極圏へと集まってきます。近年の調査によると、ホッキョクグマのすむいくつかの地域において、ホッキョクグマが高濃度の環境汚染物質にさらされていることが判明しています。
絶滅危惧種

ライオンと椿

ライオンは雌しか狩りをしない。雌ライオンたちは、自分たちの子のため、グループのため、雄ライオンのため、自分のために狩りをする。その母としての強さと野生の厳しさが、冬の寒さに美しく咲く椿と重なる

現在ライオンは恐ろしい勢いで減っている。アフリカでは過去120年間に、かつての生息域の9割以上から姿を消した。個体数はほぼ半減している。
絶滅危惧種

チンパンジーとパンジー

 姿かたちだけでなく、しぐさも感情も我々と近くてドキッとしてしまうチンパンジー 。生息地の破壊や捕獲により絶滅の危機に瀕している。絶滅危惧種

鹿と菊
古代日本で行われていた占いの一つに太占(ふとまに)があり、古事記や日本書紀にその記述がある。鹿の肩甲骨を焼き、その亀裂の形や大きさで吉凶を判断した。このため鹿は聖獣として扱われていた。

亜種によっては絶滅が危惧される。日本で古来「狼」と呼ばれてきた動物は絶滅したとされるニホンオオカミである。オオカミの住処や獲物である草食動物を人間が奪ったため、オオカミは人間に駆除される危険を冒してまで家畜を襲うようになった。そのため害獣として人間がオオカミを駆逐し、絶滅させてしまった地域がある。そうした地域のなかにはオオカミの絶滅の後、天敵を失った大型の草食動物が異常に増加し、地域の植物が食べ尽くされたことによって森林が消滅し、逆に大量の草食動物が餓死し既存の生態系を攪乱せしめたという例がある。こうした撹乱された生態系を以前のものに戻す対策として、世界では絶滅したオオカミを再び導入し、成功を収めている地域もある。

北極圏や山地のような極寒の環境に適応している。
ホッキョクウサギは現存するウサギ目の中で最も大きくなる種のひとつである。平均的な体長は43 - 70センチメートル。